10)業務用45cmホルダーの量産開始と挫折|価格課題を乗り越えるための再設計へ

中部パック2024で多くのご要望をいただいた BtoB向け 業務用ホルダー45cm。その量産品(初ロット)が、2025年年始に製造委託会社より納入されました。
■ 卸会社へ営業開始するも、最大の壁は「価格」
量産後すぐに、卸会社3社へ営業に伺い、サンプル品を販売。
後日、サンプル評価をヒアリングしたところ「機能性は良い!」「使い勝手も問題なし」という高評価がある一方で、最も多かったのは “価格が…” という声。製品がどれだけ良くても、価格が市場ニーズに合わなければ商談にはつながらないという厳しい現実を痛感しました。
■ 製造委託会社にコストダウンを相談するも…
価格改善のために製造委託会社へ出向き、コストダウンの相談を行いましたが、返ってきた言葉は「うちも真っ赤っかで、コストダウンは無理です」という即答。
このままでは、販売価格を下げられずBtoB市場で勝負できないと判断しました。
■ そこで決断:設計と製造工程をゼロから見直し現場からの評価は良い。
つまり、機能性はそのままに 価格を下げる構造 を考える必要がありました。そこで設計の大幅な見直し・製造工程の再構築・部材の再選定を行い、コストダウンを目指して ゼロベースで改良 をスタート。
その結果、開閉式構造マグネットで簡単装着・部品点数の削減によるコスト低減といった改良に成功し、なんと以前の製造委託会社の仕入れ値=改良後の卸値というレベルまでコストを圧縮することができました。
■ 良いものでも“売れる設計”が必要
今回の経験を通じ、「良い物を作ること」と「売れる物を作ること」は別であると再認識しました。
市場で求められる価格帯に合わせながら、品質と安全性を保つ。
そのために設計と工程を徹底的に見直し、次のステージへ進む準備が整いました。
今後は、この改良版をもとに実用テストを重ね、
BtoB市場に最適な業務用ホルダーとして展開していきます。


